2007年02月26日

宇和島市津島町で「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋をつくる会」愛媛支部が設立されました。

(大森さんからの情報です)
2月24日(土)午後2時から、宇和島市津島町やすらぎの里で、「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋をつくる会」の愛媛支部設立とヘンロ小屋3棟完成を記念して、文化講演会が開催されました。
 基調講演には、遺産化の会の小山田憲正代表世話人が『四国からのおくりもの』と題して、へんろ道文化の意義について話しされました。
小山田氏へんろ文化講演.jpg

また、『お接待の心』をテーマとするパネルディスカッションにも、小山田代表が、石橋寛久宇和島市長及びヘンロ小屋をつくる会村上敬愛媛支部長とともにパネラーとして参加し、お接待の心の文化としての重要性について討論されました。討論の中で、小山田代表からはもちろん、石橋市長からも、へんろ道文化の世界遺産化にそれぞれの立場で努力することが呼びかけられ、大変心強く思いました。
 第2部の祝賀交流会では、各地でのへんろ道に関わるいろいろな取組みについて情報交換ができました。ちなみに、この日完成記念を迎えた3棟のヘンロ小屋の建設は、当「四国へんろ道文化」世界遺産化の会の会員でもある村上敬さんが中心となって進められたものですが、宇和島信用金庫から大きな支援があったとのことで、同信用金庫は、高知県の幡多郡地域で同じくヘンロ小屋をつくる取組みを強力に支援している幡多信用金庫と随時情報交換等連携しているとのことです。3月10日(土)11日(日)に、高知県宿毛市から愛南町、愛南町から宇和島市にかけて旧へんろ道をたどる“トレッキング・ザ・空海 あいなん”が行われることも含めて、四国西南地域で、県境を越えて今後の連携が進むことに大いに期待が持てる感じを受けました。

 「四国へんろ道文化」世界遺産化の会からの参加者は、小山田代表及び村上敬さん、それに隣接愛南町の寿川忠夫及び大森寿人でした。山下正樹さんもヘンロ小屋をつくる会の事務局長として参加しておられました。

 簡単ながら、情況報告まで。

                  愛南町柏 大森寿人
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2007年02月24日

「四国へんろ道文化」世界遺産化の会は、愛媛県知事に世界遺産登録運動推進のための要望書を提出しました。あわせて32,396名の署名簿も提出。

2月21日、加戸知事宛に全国から世界文化遺産登録に賛同していただいた32,396名の署名簿を添えて、要望書を提出しました。
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藤岡企画情報部長に要望書を手渡す

昨年四国4県が共同で文化庁に提案した「四国八十八箇所霊場と遍路道」は残念ながら継続審議となりましたが、11月の再提案に向けて登録運動を推進していくための要望事項として、4県共同の協議会の設立、官民一体となった協働会議の設置、それと全国への情報発信活動などの提案をしました。同時に32,396人の署名簿も提示し、全国から世界遺産を望む多くの人たちの声を届けました。ご協力いただいた皆さまには感謝申し上げます。
署名簿
32,396人もの方々から頂いた署名簿

当日は、小山田憲正(58番仙遊寺住職)・武田信之の両代表世話人、渡辺事務局長、柏谷世話人、事務局の松木が県庁を訪れ、藤岡企画情報部長と面談。県としても「難しい課題があるが、行政と民間が一緒になって進めたい。再提案に向けて4県で検討を始めている」と説明がありました。
また、多くの報道関係各社からも取材をうけ、小山田代表が当会の取り組み方を説明をしました。
記者会見
マスコミから取材を受ける小山田代表

提案した「要望書」の全文はこちらから
要望書
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2007年02月20日

徳島の阿南市阿瀬比・加茂癒しの道でクリーンアップ作戦。へんろ道の不法投棄ゴミを回収。

2月18日、阿南市阿瀬比・加茂地区でへんろ道での不法投棄ゴミ撤去作業が行われました。
当日の様子を会員の白石さんからご報告いただきました。あわせて徳島新聞にも記載されていましたのでご紹介します。

(徳島・白石さんより)
へんろ阿瀬比・加茂癒しの道(難作業傾斜30度以上高さ8mもある区間もあり)第21番太龍寺から第22番平等寺へのへんろ道、阿南地区3000m以上のクリーンアップ作戦を報告をします。午前7時30分より15時過ぎまで総勢600人以上の参加者によって実施されました。当初予想したゴミ20トンを大幅に越え3〜4倍の大量のゴミが出てきました。参加者は大阪・因島・徳島市・阿南桑野地区、加茂谷地区・加茂谷中学校全校生で参加、太龍寺ロープウエイ、NPO法人剣山クラブ、新野町振興会、へんろ編集部・松山市の滝口さん、我が「四国へんろ道文化」世界遺産化の会会員でもありNPO法人徳島共生塾一歩会新開善二理事長以下のグループや国土交通省、四国EPO、南部総合県民局県土整備部、とくしま環境県民会議、阿南市役所、全国区、地方区のマスコミ各社の取材などでした。へんろ道はこのようなクリーアップ作戦を積極的にしないことには、世界遺産登録は難しいと体感しました。愛媛県も積極的に宜しくお願いします。また、作業風景も添付しています。白石
桑野公民館での事前会議.jpg
桑野公民館での事前打ち合わせ

ゴミ集積場.jpg
へんろ宿坂口屋前のゴミ集積場

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ゴミの分別作業

(徳島新聞の記事より)
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=3&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_11718499327&v=&vm=1
遍路道のごみ103トンを回収 阿南市、地元住民らが清掃
阿南市阿瀬比・加茂両町の遍路道沿いに不法投棄されたごみを清掃する「癒(いや)しの道クリーンアップ作戦」(阿瀬比・加茂癒しの道美化推進実行委主催)が十八日行われ、予想を大きく上回る約百三トンのごみを回収した。

地元住民を中心に約六百人が参加。ごみは四国霊場二十一番札所・太龍寺の東の県道・阿南小松島線沿い約三キロに渡って捨てられており、参加者は十五カ所に分かれ、家電製品や廃タイヤ、ペットボトルなどを拾い集めた。

投棄場所のほとんどは山の急斜面。参加者は前夜の雨でぬかるんだ足元に気を付けながら斜面を下り、ごみを袋に詰めてロープやクレーン車で引き揚げた。ごみは収集場所に集めて分別した後、同市や産廃処理業者が引き取った。

しかし、あまりのごみの多さに、収集場所にはごみを荷台に積んだ軽トラックの行列ができたほど。当初は二十トン程度と想定していたが、五倍ものごみを回収。廃タイヤは八百五十本にも上った。

鎌田武実行委員長は「これだけ多くのごみがあるとは思わなかった。ごみが不法投棄された遍路道はほかにもあり、これをきっかけに活動が四国全域に広がれば」と話していた。
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2007年02月06日

持続可能な美しい地域づくりへ 世界遺産フォーラムin高野山が開催される。

世界遺産に登録されている「紀伊山地の霊場と参詣道」の高野山において開催された、世界遺産フォーラムin高野山に「四国へんろ道文化」世界遺産化の会から門田さん、藤岡さんと事務局の松木が参加してきました。このフォーラムは日本各地から世界遺産に登録された、または登録運動をしている全国の地域づくり活動の各種団体が多数参加。日本各地の世界に誇れる美しい地域が持続可能な観光地をつくるために市民が支え、どのような活動を続けているか、それを維持し高めるためには何が必要なのかといったテーマで行われました。

会員の門田さんから、フォーラムの様子をレポートしていただきましたのでご紹介します。
(門田さんのブログより http://monta.no-blog.jp/

持続可能な美しい地域づくり」をテーマに第1回世界遺産フォーラムが、1月26日和歌山県高野山で開催された。会場となった高野山大学には全国から 450人が参加。基調講演は『美しき日本の残像』『犬と鬼』の著書で有名なアレックス・カー氏。公共事業による日本の景観破壊の映像を示し、日本人の町に対するプライドの低さ、京都の町家再生『庵』の経験を語った。
アレックス・カー氏.jpg

パネルデイスカッションでは、広島・原爆ドーム、鎌倉、長崎教会群、鞆の浦など世界遺産化された地域、申請をめざす地域、障害をかかえる地域の経験をふまえ、五十嵐敬喜法政大学教授をコーディネーターに討論。高野山町長の後藤太栄氏は、゛宗教環境都市゛高野山のめざすものと世界遺産条約の理念は一致していること、゛遺産゛と訳されている「Heritage」の本来の意義は「選民」「至宝」という普遍的価値のことだと、明快なコメントをした。世界遺産は、まさに世界の人々との共有物、世界と共存する日本人の知恵が問われている。行政だけでは守れないこと、世界遺産を過大評価しないことなどが各パネラーから強調された。
フォーラム会場.jpg

もう一人の基調講演は、西村幸夫東京大学教授。世界遺産の平和的意味や゛危機゛があるから世界の力で守るというユネスコの精神とともに、文化遺産・文化財の新しいカテゴリーを創ることが必要とした。「四国遍路道」もまた、点としての88ヶ所でなく「へんろ道・お接待文化」の仕組みとしての文化遺産へと、これまでの文化財保護の考え方に変更を迫っている。あわせて「世界遺産から地域遺産へ」と目をむけ持続可能なまちづくりにつなげることを提案した。「『価値の享受者』である国民全体が『価値の持続』に自発的に関わることによってのみ保障される」。世界遺産を創り持続させるための「高野山宣言」も採択された。
西村先生基調講演.jpg

今回の「世界遺産フォーラム」の会場で久しぶりに高橋寛治氏にお会いした。かつての長野・飯田のまちづくりキーパーソン。3年前から高野山町の副町長として、2004年『紀伊山地の霊場と参詣道』世界遺産化後のまちづくりを手伝っている。高橋さんのガイドで聖地・高野山を案内いただいた。「観光という薄っぺらいものでなく、50年、100年前の宗教の地に戻すべきなんです」。人口4200人、減少率ワースト20の高野山町の将来を見通す。3月には内子町の岡田文淑氏を訪ねて、愛媛に来られる。
高橋氏.jpg