2008年07月08日

世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町、一関市、奥州市)が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で登録延期になりました。(7月7日)

 世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町、一関市、奥州市)について、カナダのケベック市で開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6日(現地時間)、登録延期を決めました。
 日本の推薦遺産が登録以外の決定を受けたのは今回が初めて。推薦書の再提出や国際記念物遺跡会議(イコモス)による再調査など、登録に向けた手続きを最初からやり直す必要があり、遺産登録が可能になるのは早くても2年後になるとのことです。
河北新報より
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080708t33026.htm
 
 また、これを受けて文化庁では各自治体からの国内の暫定リスト候補についても見直しを検討しているようです。以下、毎日新聞、読売新聞の記事からです。


世界遺産:推薦の公募方式見直し 文科省方針(毎日新聞)

 「平泉−浄土思想を基調とする文化的景観」(岩手県平泉町など)の世界遺産登録が日本推薦で初めて見送られたことを受け、渡海紀三朗文部科学相は 7日、推薦の在り方を見直すべきだとの考えを示した。推薦候補を自治体から公募する仕組みの廃止も含め、文化審議会などで今後の方向性を検討する。
 世界遺産への登録は現在、自治体から候補を公募し、文化審議会で認められたものを国内候補地として「暫定一覧表」に記載。その中から政府がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会に推薦する。
 渡海文科相は、推薦する際の基準の厳格化なども含め、再検討の必要性を指摘。公募については「随分多くのものが寄せられている。(推薦候補が)や たらと広がっていくことでいいのか」と現状に疑問を呈した。暫定一覧表には現在9件(平泉を含む)が記載されている。

平泉「落選」で候補地選定見直しへ…公募打ち切りも(読売新聞)

 「平泉の文化遺産」(岩手県)の世界遺産登録が延期されたのを受け、渡海文部科学相は7日、候補地選定の方法を見直す考えを示した。
 2006年から国は毎年、都道府県から候補地を公募してきたが、公募の打ち切りを含め、文化審議会で議論する方針。
 平泉の事実上の落選で、他の候補地について推薦手続きの見通しが立たなくなったとの事情がある。現在、国内候補地は平泉を含め8件。公募で選ばれた「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬)「富士山」(静岡、山梨)−などが推薦の順番を待っている。
 ほかにも、候補地になろうと自治体が応募してきた名所旧跡が32件あり、今秋には新たな候補地が増える予定だが、文化庁はいたずらに膨らむのは望ましくないと判断したとみられる。

posted by 88henro at 10:51| 世界遺産化へのニュース